どっちがお得? 令和7年 10月以降 太陽光余剰売電単価!

こんにちは。 斉藤です。
2025年10月以降 太陽光発電の余剰売電単価が変わる大きなニュースがありましたのでご紹介します。
[固定買取の新制度]
これまでの FIT(フィード イン タリフ)法では、余剰電力の固定買取を10年間(現在15円/kWh)としていましたが、
2025年7月以降のFIT申請()では、売電開始の1年目から4年目までは 24円/kWh の固定買取。
5年目から10年目までが8.3円/kWh の固定買取に変更となります。
ビックリですね。ここで私が気になるのは、一体どちらがお得なのかです。
[新制度はお得なのか?]
月平均200kWh 売電として、単純に比較した試算では、旧制度の10年間 15円/kWh 買取の方が10,080円ほど高く、新制度の方は低く(損)になりそうです。因みに太陽光パネルは、1kW あたり凡そ 年間1000kW 発電 します。
[しかし、逆転もあり得る]
ですが、新制度の5年目以降の買取価格 8.3円/kWh よりも高く買取する電力会社と契約することで逆転する可能性があります。
例として、現在、SHARPでおこなっている「SHARPプラン」では、余剰電力を 11円/kWh で買取しています(蓄電池購入で更に4円上乗せのプラン有)。
リンク:シャープの太陽光発電卒FIT対策 | セミナー動画配信中| 卒FITの2つの選択肢をご紹介 (2020年8月以降)
この場合、5年目以降の FIT では 8.3円ですから 2.7円 高い買取です。
[5年目で買取会社を変更した場合]
これを 月平均200kWh の売電に当てはめると、
2.7円/kWh × 200時間 = 540円 ×12カ月 = 6,480円 × 5年間 = 32,400円
となります。
単純計算ですが、逆転して新制度の方が、22,320円 (32400円−10,080円))高く(お得)なります。
[最後に]
ただ、新制度の5年目で、FITの途中解約(解消)が考えられるため、事前の確認は必須です。今後、FIT後を狙って電力買取会社がより参入する可能性もあるため、市場が活発になるかもしれません。今後の動向が気になります。
ご不明なことがございましたら斉藤建築工業㈱までお問合せください。
ご一読ありがとうございました。
高気密高断熱工務店、斉藤建築工業㈱