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2026-06-14

構造見学会 を開催いたしました

こんにちは。斉藤です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、6月13日(土)、14日(日)の2日間で開催しました、構造見学会の様子について綴ってまいります。

大変ありがたいことに、今回は3組のお客様にご見学いただきました。

完成見学会とは違い、まだ内装も仕上がっていない、木の骨組みや断熱材、気密処理、防水処理などが見えている状態です。

けれど、この完成前の状態が住まいを支える大切な根拠が詰まっていると考えています。

構造見学の意義について

近年は、「高気密高断熱」という言葉を目にする機会がとても増えました。

大手ハウスメーカーをはじめ、地域の工務店でも、断熱性や気密性を大切にした住まいづくりに力を入れている会社が増えているように感じます。

それ自体は、とても良い流れだと思います。ただ一方で、その性能の根拠となる部分を、実際に「見て」「触れて」「質問できる」構造見学会は、まだまだ少ないようにも感じています。

完成見学会では、内装の雰囲気、間取り、デザイン、使いやすさなどを体感することができます。もちろん、それも家づくりにおいて大切なことです。

しかし、何千万円もする住まいにおいて、完成してからでは隠れてしまう重要な部分がたくさんあります。

断熱材はどのように施工されているのか。気密はどのように確保されているのか。雨水が入りにくいように、どのような防水処理がされているのか。耐震や制震は、どのように建物の中に組み込まれているのか。

そういった部分を、見えるうちにオープンにしてご見学いただく。

その上で、完成した住まいをご覧いただくことで、内外観のデザインや住みやすさだけでなく、根拠のある性能も含めて、よりクリアに体感していただけるのではないかと思っています

構造見学会の機会は少ない?

構造見学会は、完成見学会に比べると、一般的には分かりやすいイベントではないのかもしれません。

見た目の華やかさもありませんし、家づくりを始めたばかりのお客様にとっては、少し難しく感じられる部分もあると思います。

また、現場を見ていただくためには、清掃や安全面の配慮、工程の調整など、開催する側にも手間がかかります。

そういった理由もあって、構造見学会の開催は少ないのかもしれません。

それでも私は、定期的に開催していくことに意味があると思っています。

家族の安心、安全、健康を支えるものは、完成してから見える部分だけではありません。

むしろ、完成すると見えなくなる部分の積み重ねが、住まいの性能や耐久性、そして暮らしの安心につながっていきます。

家づくりは、完成した瞬間だけのものではなく、建てる前から始まるストーリーだと思います。

だからこそ、私たちはできるだけオープンに、分かりやすく、根拠を持ってお伝えしていきたいと考えています。

どのようなことをご覧いただいたのか?

今回の構造見学会では、完成してからでは見えなくなる部分を中心にご説明させていただきました。

透湿防水シートの強度。断熱材の特性。気密処理や防水処理の考え方。制震ダンパーがどのように取り付けられているのか。

そして、間取りと構造、柱や梁の関係性について。

完成見学会では、なかなか意識が向きづらい部分かもしれません。けれど、住まいを長く守っていく上では、とても大切なところです。

ご見学されるお客様にとっては、初めて見るものばかりだったと思います。すべてを細かく理解していただく必要はないと思っています。

ただ、「こういうところまで考えて家はつくられているんだ」「見えなくなる部分にも理由があるんだ」「標準仕様にも、根拠があるんだ」

そのように感じていただけたら嬉しく思います。

注文住宅であっても、構造や断熱、気密、防水などは、建築会社が責任を持って選択し、施工していく部分です。

だからこそ、なぜそれを使うのか。なぜその施工方法なのか。

できるだけ分かりやすく、噛み砕いてお伝えすることを心掛けています。

例えるなら、料理の具材のようなもの

私は、家づくりの見えない部分は、料理の具材に近いものだと思っています。例えば、家庭料理のカレーであれば、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お肉などがよく使われます。

なぜその具材を使うのか。おいしいから。手に入りやすいから。食べやすいから。相性が良いから。

きっと、それぞれに理由があると思います。

さらに、口に入れるものだからこそ、スーパーでは産地や特徴、生産者の情報が表示されていることもあります。

その情報を見て、安心して購入される方もいらっしゃると思います。

そして、良い材料を使うだけでなく、正しく施工することも大切です。

料理も、良い具材を使えば必ずおいしくなるわけではありません。切り方、火の入れ方、煮込む時間、味付けによって仕上がりが変わります。

家づくりも同じで、断熱材や構造材、防水部材を使うだけではなく、どのように施工するかが大切です。

今回の構造見学会では、そういった完成後には見えなくなる “ 家づくりの具材と下ごしらえ ” を、

できるだけ分かりやすくお伝えさせていただきました。

ご見学いただいたお客様の反応

ご見学いただいたお客様からは、ありがたいお言葉をいただきました。

「すごく木の匂いがしますね」「家はこのようにつくられているのですね」「気密は大工さんの細かな作業が必要なんですね」

「こうするから雨水が入りにくくなるのですね」「出来上がる前の状態を知ることができて参考になりました」

「だから、間取りと構造は関係しているのですね」

このようなお言葉をいただき、改めて構造見学会を開催して良かったと感じました。細かなことまで、ご理解いただく必要はありません。

ただ、完成してから見えなくなる部分に、住まいの根拠があること。そして、その根拠を大切にしながら家づくりをしていること。

そこを、構えず、自然に感じていただけましたら幸いです。

また、「楽しかったです。また進んだら見せてください」と仰っていただけたことも、とても嬉しい言葉でした。

構造見学会は、決して派手なイベントではありません。けれど、家づくりの本質に触れていただける、大切な機会だと改めて感じました。

そして、この二日間でいただいたお客様の言葉は、大工にも必ず伝えたいと思いました。

現場で丁寧に手を動かしている職人にとって、お客様からの言葉は大きな励みになります。

見えなくなる部分を丁寧につくること。それをお客様に感じていただけたこと。これは、大工にとっても誇れることだと思います。

これからも構造見学会を続けていきます

今回の二日間を通して、改めて構造見学会を開催する意義を感じました。良かった点もあれば、反省する点もあります。

次回はさらに分かりやすく、より解きほぐしてお伝えできるようにしていきたいと思います。

住まいは、完成してからが本番。だからこそ、完成する前の見えなくなる部分を大切にする。

斉藤建築工業では、家族の安心、安全、健康を支える根拠を、できるだけオープンにお伝えしてまいります。

ご見学いただきましたお客様に、深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

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